こどもたちが笑っています。
この写真を見て、気持ちの奥がほっとして、少し救われた気持ちになるのはなぜでしょう。
「駿府城公園活性化」として「公園が暮らしにフィットする」をテーマにはじまったPark&FIT。
新しいフィットネスのあり様は静岡の海や山でなく私たちが暮らす、まちのどまん中にある理由が今、見えてきています。
Park&FITはランニング、ヨガ、マルシェ、そしてサップ。パンデミックで三密を回避する状況で4つのセッションがひとつのテーマのもとに共同プロジェクトを駿府城公園で実施した史上初の試みです。
私たちは物理的にも精神的にも分け離れる環境に置かれることに直面しています。この2ヶ月間。土曜日の朝にランニングとヨガに訪れる人々の風景を静かに眺めながら、コロナ禍にカラダを動かし、心身を整える、新しいフィットネスの在り方についても考えてみました。
Park&FITの根底にあるのは、共にあることと未来へのポジティブな志。青空と緑に囲まれた屋外でお母さんと遊ぶ子どもたちは、そんなメッセージにフィットする写真だと感じています。
年齢も様々、親子や夫婦、3世代で訪れる方もいらっしゃいます。あたりまえのようで、ありがたい風景でした。フィットネスが生み出す連帯と共感はマスクやソーシャルディスタンスが作り上げた見えない境界線を越えてくるのだと思っています。
今、これから新しいコミュニティを駿府城公園で築いていくことは、人と人が理解を深めるためにフィットネスがなんらかの役割を果たし、新しい文化が生まれ、まちに根づくために必要だと感じています。