一定のペースで走る感覚を
体に身につけよう。
長距離を長時間で楽に走るセオリーに「一定のペースで走ること」があげられます。30km、35㎞の壁と言われるフルマラソン後半のスタミナ切れや失速は、前半のハイペースが影響を与えています。静岡マラソンのコースは平坦な道だけでなく、坂道のアップダウンもあれば、スタート直後の渋滞や風の影響等で一定のペースで走ることが難しいポイントがあります。長距離走では、ペースが速すぎたり、一定せずに上がったり下がったりするほど、体へのダメージは大きくなります。また、運動経験や体力のある人ほど、前半から飛ばしがち。静岡マラソンの中盤戦、南安倍川橋や中島高架橋の前後で歩いているランナーに若い人が多く見受けられるのは、ほとんどが前半のオーバーペースが原因かと思います。
距離とペースは走力に合わせ、
グループ走が元気よくスタート。
今回の、めざ静!では、駿府城公園周回コースを10周(16km)~13周(20km)の距離を基本に「一定のペースで長い距離をどう走るか」を実戦しました。長距離のペース走は全力で走る練習ではありません。持久力のアップだけでなく、ペースが上がったり下がったりしがちなランナーに、一定のペースで走る感覚を体に身につけるために効果的な練習方法でもあります。参加ランナーをキロ4分~7分台のペースから、6つのグループに分けてスタートしました。
余裕を持ったペースで走るランナー、いつもよりちょっとだけ速いペースに挑戦してみようとするランナーも。「ハイペースにならず、いつもより楽に20㎞走れました」「今まで練習で最長の距離を走ることができました」。「グループ走は普段できない練習なので静岡マラソンを前に良い練習になりました」など、走り終えたランナーから声があがりました。
ペース走を効果的な練習にするためには、余裕を持ったペースで走ることが大切です。調子や疲労度はそれぞれでも、自分で決めた距離を一定ペースで走り切ったランナーの表情は、達成できたことへの満足感で笑顔が見られました。また、終盤にバテしまったランナーは、ペースが速すぎたようです。次回の30㎞走では少しペース落として取り組んでみましょう。
小雨の中、頑張るランナーに、ペースの落ちてきたランナーに、調子を確かめつつ疋田コーチから声がけ。走りながらランナーの不安や疑問にクイックアドバイス。下を向きがちで猫背になりやすいランナーには、姿勢と目線を真っ直ぐにする意識を持つように、とアドバイス。
めざ静!2020では、お馴染みの光景。静商陸上部員の皆さんが寒い中、ラストまでランナーサポート。毎回、ありがとうございます!
20km走、30㎞走。
そして、本番の42.195kmへ。
大会前の最終調整に20km、30㎞のペース走は実践しておきたい練習方法です。次回、めざ静!はレース1ヶ月前の30km走。目標ペースで余力を持って走ることが出来れば(想定より10秒/1kmほど余裕のあるペースをおすすめします)、目標タイムの達成も現実的になってきますね。レース本番はペース走を走り切った自信と脚で、気持ちを楽にのぞみましょう。
次回、めざ静!は、
2/11(火・祝)、レース1ヶ月前の「30km走」
積み上げてきたトレーニングの問題点を明確にして、
コーチのクイックアドバイスで解決。
完走したい!サブ4したい!PB更新!
そんな、皆さんの目標に向け、
一緒に走って静岡マラソンの本番に備えましょう!
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