雲間から時折差し込む春の日差し。
まだ温まりきれていない空気が
いつもより張りつめているように感じる。

午前8時20分、スタートの号砲を聞いて
ゆっくりと流れはじめたランナーの波。
舞台はひとつ、道はひとつ。
ランナーの気持ちもひとつ。

42.195km先のフィニッシュをめざし、
足を前に運び続けた特別な時間は刻まれた。
静岡マラソンを走る人、応援する人の胸に。