今回のテーマ「脱力講座」。d-labo静岡 by SURUGA bankで行われ、約40人のランナーが参加しました。
講師は歯科医師で日本顎関節学会所属の齋藤博之先生。イケメンです。
走った後、走っている時に首の張りを感じることはありませんか?
齋藤先生は、あごを中心とした首回りの筋肉の緊張コントロールすることで、スポーツのパフォーマンス向上に活用することを提唱しています。
講座では、「適度な緊張は良い結果を生みますが、過度の緊張は血行の悪化や栄養分が体の隅々に届きにくくなりパフォーマンスのダウンにつながります」などと話し、緊張を管理するために、“あごのリセット”を推奨しました。
あごのリセットのために行うのは「478呼吸法」。
毎朝起きた後、息を吐ききってから、4秒で息を吸い、7秒息を止めた後、8秒かけてゆっくりと息を吐ききるというもの。これを3セット行うと緊張がほぐれるそうです。
他に効果的なのが「静脈リリース」。
下あごを前後左右に大きく3回ずつ動かし、首と肩を回す運動をすると、首の太い静脈で滞りがちになっている血液が流れやすくなり、ポカポカしてくるといいます。この方法を身につけると、大事なレースの前にあなたを緊張から解放するとともに、体温の低下を防ぎ体調改善にも役立つそうです。
静岡マラソンが初フル挑戦という20代の女性。
フィットネストレーナーでもある彼女は今回の講座で「自分のカラダと上手に向き合うことはスポーツや快適な毎日を続けるには、とても大切。初のフルマラソンへの挑戦は今からドキドキしていますが、緊張とうまく付き合いながら脱力の方法を身に付けたい。朝のあごリセットは習慣にしてみます」と、レースへの挑戦意欲とカラダの意識を高めていた様子。
フルマラソンに初挑戦する、自分史上最速タイムに挑む、そんなランナーのためにトレーニング法や栄養補給、体の知識などが楽しみながら学べる「めざせ静岡マラソン!(めざ静!)」プロジェクト。
「めざ静!」では、大会直前の2018年2月初旬までの全5回に分けて、静岡マラソンを走り抜くために必要な様々な知識やコース攻略法などを紹介していきます。
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