はじまり
「NOZOも何か見つけた方がいい」
高校生の時、突然投げかけられた言葉。
その言葉の意味をずっと探し続けていた。
もらった言葉の意味がすぐにはわからず、
当時は少し腹もたった。
別々の道を歩み、ゆるりゆるりと時は流れ、
もう出会えないはず、が再会。
わたしには「走ること」があった。
静岡マラソンにチャレンジするきっかけをくれた人がいて、彼女に会ってみたくて、「めざせ静岡マラソンプロジェクト」に参加したのが1年前。
人見知りで社交性のないわたし。
ひとりぼっちでいたところに、
彼女は話しかけてくれた。
「チャレンジした人にしか見れない景色を見てみたい」と、話す彼女の気持ちにわたしも便乗させてもらうことにした。
その出会いから始まった
静岡マラソン2018では、初ファンラン参加。
少しだけその景色を見れた気がした。
「走ること」にチャレンジするようになってから様々な人との出会いもあった。
新しい出会いももちろんそうだけど、随分前からの出会いが続いていたことも同時に再確認できた。
そのどちらも今のわたしには大切な人たち。
SNSでかろうじて繋がっていただけと思っていた高校の同級生とも静岡マラソンに共にチャレンジすることを決めた。
かろうじて、ではなかった。
きちんと見てくれていた。それが心底嬉しかった。
夜中に静岡マラソンのコースを解説付きでドライブに連れて行ってくれる人がいて、
週末自分の時間使って子供たちにスポーツの楽しさを教える人がいる。
ひとり息詰まると何となく気づいてくれる人がいて、
冗談で笑い飛ばしてくれる仲間がいる。
初フルマラソンを静岡に決めてくれた人がいる。
会社の隣の席の先輩も初ファンラン、チャレンンジを決めた。
毎日のマラソントークが仕事中つかの間の息抜きになる。
ただ、「走りだしただけ」で
随分お釣りのくる毎日。
静岡マラソン2019にチャレンジするきっかけになったYURIEちゃんと今年は同じスタートラインに立ちます。
来年のことはわからないけど、わたしのこのチャレンジがまだ見ぬ誰かのチャレンジに繋がるといいな、なんて思ったりしてます。
静岡マラソン2019。
一緒にその景色見にいきましょ。
NOZO